参考資料

参考資料として、当別町に在住していた市原政エ氏が戦時中に携行した手記を元に編纂された記録を掲載する。
当時の記録の難しさは火野葦平が小説『麦と兵隊』のあとがきに残している。
当資料の頁2から引用する。

「従軍日記は、あわただしい行軍と戦闘の間に、寸暇を盗んでメモしたのであるから、不備だらけだ。それにほとんど夜は暗いローソクの光で描いたのだから、後で読めない部分もある。しかし、ぶつかることを生(なま)のまま記録紙、経験に対しては考えた通りを書き付けているから、ひょっとしたら、正直さや、真実の点では、メモの方が『麦と兵隊』より勝っているかもしれない。」

「どんなに検閲がうるさく、制限がきびしかろうとも、そのギリギリの範囲内でぜひとも書いておきたいものがあったのである。」

当資料は、市原氏が昭和十二年八月二十五日に従員召集令状を受領してから、昭和十五年五月二十二日の自宅への帰宅までが記されている。詳しく内容をご覧になりたい方は、当ブログにコメントをお寄せください。

以下画像

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